自分を見つめ、社会と結びつく造形活動とは。
ひも作りで、花瓶を作りました。どんな色の花にも合うように、白い釉薬で仕上げます。毎年行う作品展は、いつも、白いあびの花(キイチゴ)の咲く頃なので、校庭の隅から採ってきて生けて展示します。
風速50メートルの風が吹き荒れた台風で、緑の八丈島は草も木も痛めつけられて、山の色が茶色になってしまいました。息を飲むような無残な姿に慌てて島の中を巡ってみると、ちゃんと植物は自分の身を守っていました。そのようすを和紙に墨と顔彩で描きました。
シチトウエビヅル
アオノクマタケラン
ツワブキ
ツワブキ
もうすぐ3年生、心の中にあるもやもやを、色と形だけを使って表します。情けない自分やいらだつ自分に向かい合います。もがきながらも何かに向かって努力しようとしている自分もちゃんといることがわかります。ポスターカラーの色合いを美味く引き出せるように筆使いを工夫してはみ出さないように緊張しながら着色してしあげます。
「今」
自分の心の中の 2つの気持ちを表しました。
「かごのとり」
いつでも気持ちが何かに閉じ込められている。でもいつか広い世界に飛んでいくぞ。
「他人」
自分の心とその他とは紙1つで隔たっているようだ。でも、そこはのぞいてみると意外にも
理想の家族 中学2年生
自分が将来作りたい「理想の家族像」を表現してもらいました。
子どもの中には決して幸せな家庭の中に育っていない人もいます。しかし、自分の未来像としての姿を想像(妄想)しながら制作しました。
立体で表すと、触れあった皮膚に伝わる温もりまで表すことが可能です。「子どもは何人欲しい?」なんて聞くと教室はわいわいと一気に盛り上がり、ニヤニヤが止まらないといった感じになります。
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美術教育を進める会 事務局長 石井 緑
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